料理の脇役でも効能は主役級
料理の脇役でも効能は主役級
こんにちは!院長の杉野です。
みなさんは「ショウガ」と聞いて何を連想しますか?
多くの方は、冬の風邪予防になるって思いますよね!
もちろん、それは間違っていません。
しかしショウガが夏野菜なのをご存知でしょうか?
栄養面は期待できませんが、ショウガの辛味と香りには優れた薬効が備わっています。
辛味と香りの成分が生活習慣病の撃退に役立ちます。
辛味成分のジンゲロン、香り成分のショウガオールには強い抗酸化作用があり、ジンゲロンには抗菌・殺菌作用、食欲増進効果があります。
ショウガオールには血行を促進し、脂肪を燃焼させる働きがあります。
また、血栓予防や高血圧予防、悪玉コレステロールを減らす効果があることもわかっています。
ほかにも、新陳代謝を促し、関節を温めることで筋肉痛や関節痛を改善します。
また、香り成分であるジンギベロールやセスキテルペンなどの精油成分には、健胃作用と解毒・消臭作用があります。
さらに身体を温めて咳を抑えるなど、風邪の諸症状にも役立ちます。
まさに、ショウガは「薬味」と呼ばれるにふさわしい食材です。
調理のポイントは、ショウガは肉や魚料理の臭い消しに使われますが、香りを生かしたい時は、火を止める直前に入れるようにしましょう。
新ショウガは甘酢漬けにしておくと、いろいろな料理の付け合わせに便利です。
ショウガの上手な選び方は、根は肉厚でみずみずしいもの。
あめ色で光沢のあるもの。
新ショウガは全体に肌が白く、しっとりしているもの。
葉ショウガは緑が濃く、身は白くて大き過ぎないものを選びましょう!!